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音楽の楽しみ方

昔、BURRN!という雑誌で点数つけて新譜を評価するコーナーがありまして、今でもあるのかな?
聖飢魔IIが0点つけられたり(笑)
そこで僕のあまり好きではない批評家がヘビーメタルとパンクに線引きしたり、メタルの様式美に則っていないと中途半端な評価されたり。
こっちとしては新しい音探しにワクワクしているのに野暮ったい批評に興ざめするのです。

音楽について語り合っている時につまらないなぁと思うときはそんな時なんです。
自分の知識をひけらかしたくて批判から入る、
何かと比較して語ったりするのは好きですけどそれが批判的なニュアンスで語られると、それに興味を持ってる自分が馬鹿にされているような気がしてつまらないのです。
ジャンルで語られたり、世代で語られたりするのも好きですけど、それをネガティブに語られるとやはり全くつまらない。
そこに音楽を楽しむ姿勢が感じられないのです。

自分が初めて音楽を聴くようになったのは小学3年生くらいの時、映画音楽から入りました。
「がんばれベアーズ」の挿入歌ビゼーのカルメンです。
当時、親の影響で歌謡曲は軽蔑していましたので映画音楽に使われるクラッシックを中心に家でレコードを聴いていました。
それで中学一年の時に「地獄の黙示録」からドアーズに衝撃を受けて一気にロックに填まるのです。
音楽に若者向けだ年寄り向けだと語られてもいまいちピンと来ないのは自分の初期衝動が一般的ではないからかもしれません。


「カッコいいものはただカッコいい」
それに尽きると思うのです。


そういえば、今月のロッキンオンの表紙はニールヤングでしたね。
さすがに「コロコロコミック」のように永遠の小学5年生を維持するわけにはいかないのでしょうね、ロッキンオンも昨今の野外フェスもお客さんと共に歳を取っていくのでしょう。
そしていつか雑誌「宝島」や日劇ウエスタンカーニバルのように過去の思い出として語られていくのですね。
だけどその時に現場で体感したことこそが人生の財産となり教養となるのです。
なぜそんな事に確信を持てるのかというと、昔遊び人だったカッコいい年寄りが自分の周りには沢山いるのです。


あっ、これ聴いてください。
誰だって音楽に好き嫌いはあるでしょうが、この演奏を聴いて何とも思わない人は僕にとって可愛そうな人だと思います。

小坂さん、体調を崩されていますが心から回復を祈っています。


by mojo-m | 2017-08-31 23:46 | Trackback

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by mojo-m