my home town

「ふるさとは語ることなし」というのは坂口安吾の故郷、新潟の寄居浜の建てられた石碑に刻まれた言葉。
コンプレックスをもって故郷に背を向けた彼の捨て台詞のように思うが、色々な想像をしてしまう。

僕自身、親不孝で出鱈目な性分があり、恩を仇で返す連発を放ってきたので、
今現在、生まれ故郷に住んでいるのですが愛着は殆どなく、ちょっと恥ずかしく後ろめたいところを抱えながら生活をしている。
モジョを出店する時に何故地元でやらないのか?と幾人と訊かれたがモヤモヤと回答するのはこういうことである。

また「ふるさとは遠きにありて思ふもの」と云う名言がありますが。
21歳のころアメリカのサンディエゴに滞在していた時に特に強く感じた、
「ふるさとは遠きにありて思ふもの」的な観点での自分にとっての「ふるさと」と言うのは「飲み屋」でありました。

吉祥寺の「ゴールデンバット」や「のろ」
鶴瀬の「パオパオ」
といった飲み屋が、日本にいる親や友人やガールフレンドの顔より恋しくなった。

こういったものを心の故郷と云うのかと自覚した事がある。


先日23日に6年ぶりくらいに新大久保に立ち寄った。
目当ては「大久保水族館」というライブバー。

今から11年前、30歳の時にたまたま自作自演の誕生日会を開催した店です。
その頃は大久保水族館もかけだしたばかりで僕のようなチンピラにも店を貸してくれた。
当時のライブハウスの、30分しかステージの上に立てず金を巻き上げられて説教までいただくシステムにゲンナリしていたこともあり、
大久保水族館では閃いた事は片っ端から試してみた。
そんな目茶苦茶をいつも笑顔で観ていてくれたのがマスターの山下さんです。

そして2年ぐらいイベントを続けているうちに「工藤ちゃんならこんな店くらいできるよ」などと山下さんに煽てられ、調子に乗って脱サラをするのです。

マディー・ウォーターズがいなければ今のローリング・ストーンズは存在しなかった。
的に、モジョにとっては大久保水族館は重要な「故郷」なのです。

山下さんから語られる思い出話しや今までの苦労話などが新鮮に心に染み込む。
改めて彼の心の広さを実感した特別な夜でした。


まぁしかし、こんな駄文を書いていて自分の故郷は飲み屋ばかりというのは、いかに自分が安っぽい人間なのかとしみじみ思う。


5/10は日本を代表するバンドマンであり、本物ののんべえである近藤房之助さんがモジョに来る。
今回はKOTEZ&YANCYのヤンシーさんがピアノでサポート。
ヤンシーさんは待ちに待ってた最高のピアニスト、
そしてGANGA ZUMBAの宮川剛さんのパーカッション
今回のセットは僕にとっては夢の共演です。

5/11に洋愛君が主催する「BED TOUN vol6」にMO'SOME TONEBENDERの百々和宏氏がやってくる。
彼もまた日本を代表するロックンローラーであり、のんべえの一人。



飲み屋のついて思うのは、まずツマミがありきで、それなりの酒が有ること。
そこに音楽があれば尚いっそう最高と云った具合です。

たぶん2人にとってはそんな事は語るだけ野暮なんだろうけど、
どんな宴になるのか本当に楽しみ。
そんなこんなでこの5月の連日は僕にとって興奮の2日間になるのだろうなぁ。


先日、J・WAVEに出演していた百々さん、歳も自分と殆ど一緒
全く他人とは思えない会話の内容にニヤニヤしてしまった。
彼もまたニールヤンガー





おまけ
岡田さん羨ましいなぁ、俺もニューオリンズに行きたかった・・・

Bruce Springsteen - My Hometown
http://www.youtube.com/watch?v=aLSFcF8SOiw



ふるさとは語ることなし
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by mojo-m | 2012-04-27 05:07 | Trackback

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