音楽戯言
2012年 07月 26日
「マスターは演奏家ですか?それともリスナーですか?」
といった質問をされる事がある。
こういった線引きが世間一般にあるのかどうかは定かではないけど、冒頭で「たまに」と書いたように、
複数の人に訊かれたことがあるので、どこかでこのような物の見方が常識としてあるのでしょう。
「優秀な料理人は食いしん坊でなければいけない」というのは僕の勝手な持論で、
オーガニックやベジタリアンといった特定の食材に拘る料理人がいたり、色々な料理人がいますが、
食べた事が無い食材があれば躊躇せず口の中に放り込む、そういう人でなければ料理人として尊敬できません。
それと同じように、僕が尊敬する演奏家と云うのはリスナーとしても造詣が深い人が多いです。
近頃、何でもかんでもタレント(芸能人)をアーティスト(芸術家)と呼んだりするのに非常に抵抗がある。
ミュージシャンとして紹介されて、音楽の話で盛り上がろうとしてあーだこーだと話を振っても全く話が通じなかったり、こういうことにもガッカリする。
あと「自分は和食一筋の料理人だから洋食には一切興味が無い」などという料理人がもしいたとしたら、
僕はその人の作る料理には期待をしない。
同じように「自分はジャズ畑なのでロックは軽蔑しています」などと言う人がいたら苦笑いでそれっきり・・・
音楽ファンには共通して「初期衝動からくる原体験」がある。
そこのところの話をするのが本当に楽しい。
だから演奏家(ミュージシャン)にはいつまでも音楽ファン(リスナー)であってほしいという気持ちがあります。
それで、そういうことで「演奏家ですか?それともリスナーですか?」と云った質問は僕にとっては愚問だったりするのです。
さぁ明日からはお店を休みにして3日間おもいっきり音楽ファンです。
THE TROJANS
LOS LONELY BOYS
Jah Wobble & Keith Levene
ERNEST RANGLIN
上原ひろみ
TOOTS AND THE MAYTALS
百々和宏
ONDA VAGA
MY BEST FIEND
SEUN KUTI & EGYPT 80
小坂忠、鈴木茂、中野督夫
麗蘭
ELVIN BISHOP
STEVE KIMOCK
BUDDY GUY
電気グルーヴ
キノコホテル
ゴジラ・放射能・ヒカシュー
MICHAEL KIWANUKA
THE DIRTY DOZEN BRASS BAND
ELVIS COSTELLO AND THE IMPOSTERS
RAY DAVIES & BAND
AT THE DRIVE-IN
このうち3分の2でも観れたらいいなぁ
その中でも絶対に観たいのがこれ。
このキワヌーカさん、御歳24歳だって。
久々、若者にやられちゃった。
あとこれは今回の山場!
おまけ
最近のヘビーローテーション