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フジロックについて

数ある音楽イベントの中で何故僕が毎年ギャーギャー騒ぐのかというと
2001年のニール・ヤングを観てしまったせいで、あれさえ観なければ多分こんなに執着しなかったであろう。

奇跡というのは想像をはるかに超えた状態を目の当たりにした時に感じるもので、
あの時のクレイジーホースは彼らの中では何ら変わりのないいつものステージだったのでしょうけど、
僕にとってはその「想像をはるかに超えた」パフォーマンスだったのです。
それは流行り廃りを超越してステージの上で人生をぶちまけているとんでもない光景でした。
当時、自分は31歳で、さほどニール・ヤングに思い入れはなかったのだけれどロックの価値観を変えられるほど衝撃的な夜でした。



今年9年目、来年で10年になるモジョですが、
僕はそもそも最近流行りの「ブレない」という言葉があまり好きではなくて、何事においても拘りを持っては足かせになるのではないか?柔軟に思考し、変化に躊躇しないスタンスで行きたい、というのが自分の思想の根底にあるのですが、
無意識にニール・ヤングというフィルターを通して物事を判断、評価をしているのです。


黒澤次郎君がモジョに来て、ジャムバンドの重要性と音楽業界における可能性について熱く語られたのだけど、最初はさほどピンとこなかった。
それは、ウィッシュボーンアッシュやオールマンブラザースやピンクフロイドやグレートフルデットなどをすでに飽きる程聴いていたので、あまり新しいものとして認識できなかったのです。
だけどそれは彼の言動や彼を含めて彼を取り巻く仲間たちの成長を側で観ていて感動と共に理解を深めるのです。


そんな次郎君のIndus&Rocksが今年やっとフジロックのステージに上がる事になりました。
そこには共に競い合って来たセンカヲスも入っているし、先輩格のラビラビなんかもいます。
センカヲスの下に記載されているキワワ、そしてT字路S、花田さんも同じステージ。
このステージには個人的に思い入れが有ってアサチャン&巡礼にたまたま出会ったステージでもあります。

そのユザーンさんも今回は勝井さんとからんでいて、七尾さんもホワイトステージに、
他には房之助さん、あがた森魚さん、沼澤さん、中條さん、前野健太さん、ジムさん、英子さん、達久君、クロマニヨン、
そして、たこさんも!
気付いたら沢山の知り合いが出演しています。


フジロックはサマソニとちがって毎度おなじみのメンバーが沢山エントリーされます。
それは観方を変えればマンネリなのですが、そこにはやはりニール・ヤングというフィルターが存在するのかなぁと。
そのお馴染みさんは僕にとっては安心材料でもあり毎年苗場で過ごす3日間を退屈をした事が有りません。


まぁしかし、
このような心情を暴露してみてつくづく僕の価値観というのは世間からずれているのかなと思ったりします。
正直、音楽なんてキャリーパミュパミュで充分じゃないか・・・とか正論だと思います。
だけど今年はガース・ハドソンが来るのです。
そのために各ステージのオーガナイザーは細部にわたってニール・ヤングフィルターをかけるのです。


今年もLjの菊地さんとニンマリするのだろうなぁ。
http://www.fujirockfestival.com/artist/
by mojo-m | 2013-06-20 05:15 | Trackback

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