さよならバウスシアター

知る人ぞ知っていると思いますが吉祥寺にある老舗映画館「バウスシアター」が5月いっぱいを持って閉館することになりました。
吉祥寺に住んでいた頃は北口のアーケードが好きで幻魔大戦を意識して馬鹿騒ぎしたり、よじ登ってみたりと酒を飲んでは迷惑行為に明け暮れていました。
そのアーケードの終着地点にあるバウスシアターは僕にとっては非常に思い出深い映画館で文芸坐、シネマライズと並んでよく利用させていただいた映画館です。
それで、この度、閉館に伴いいろんなイベントを行っているのですが、先ほどチャップリンの「キッド」にマーク・リボーが生演奏をする、といったイベントを観覧してきました。
正直、「デットマン」に対するニール・ヤング的なものを想像していたのですが、マーク・リボー氏、圧巻の一時間弾きまくりでした。
抽象的なアプローチよりも完成した曲としてピタッとシーンにはめていく感じで、しかし即興感が損なわれず映画と一つになっていて感激しました。

ところで、今回吉祥寺まで車で行ったのですが途中で明日のイベント鬼怒無月さんから電話が入る。
何と明日のイベントのオープニング曲は映画「エクソシ〇ト」のアレをやる、とのパーリーグの予告先発的な展開。
なんと二人でアレを演るのか!
これは大変だと脳内麻薬が爆発。

電話を切ってしばらくするとラジオからザ・ウォールフラワーズ(ボブディランの息子)の「ワン・ヘッドライト」が流れる。
素晴らしい瞬間にハンドルを握りしめながらもうっとり。


ふとね、最近見た誰かのブログを思い出しました、最近の音楽はつまらないとかメインストリームがどうだとか・・・雑誌「ロッキンオン」についての記事

僕はテレビやラジオが大好きですが、自分の好きな曲のランキングが上がった下がったと一喜一憂したのは中学までで、音楽に感動するということは極めてプライベートなもので、一部共感する人がいればとても幸せを感じることができて、しかしそれが大衆の感覚と一致するということに何の意味も持たないということ。
広告費をいくら掛けるとか、それによって何枚レコードやCDが売れるなんてのは芸術性や感性とは全く違う次元の話でそういうことを身を持って教えてくれたのがロッキンオンでした。
つまりロッキンオンが単なる広告雑誌だということに気付いたのです。

そういうことに
決して悲観はしていないのです。

流行りものがあーだこーだと嘆くのは、いつの時代も変わりません。
音楽に関心が無くなるのは時代のせいではなくて残念ながら教養と努力が足りないのです。
マーク・リボーにフラッと会いに行けたり、ラジオからジェイコブの歌が流れたり、チューブラーベ〇ズが生で聴ける、素晴らしいじゃないですか。
自分で少しだけチャンネルを合わせさえすれば充実した音楽環境を作ることができるのです。
これ、人生いのほとんどのことに置き換えられるかもしれませんね。
ただ散歩するにしても、そこの歴史や建物に対する造詣があれば楽しさも変わってきますよね。

説教臭くてすいません。

そして只今モジョはブルースセッション中、
今日も素晴らしい演奏者が遊びに来ています。

今日も素敵な一日です。

では口直しに一曲

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by mojo-m | 2014-05-04 21:31 | Trackback

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