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音楽に携わっていて感動する瞬間

今日は「ORDO MUSIC DAY」というイベントで主催者はOrdo Rosariusの坪井君で彼は所沢北高校出身
http://www.ordo.jp/#!untitled/c2gh
エレクトロニカを中心としたレーベルです。

先ほどリハーサルのオペレーションをしていたらレディオヘットをカバーしているGt&VoとDrのデュオがいまして。
歌はかなり安定していてドラムもタイト、やっぱ最近の若者は大したもんだなぁ~などと思いながら、
ふと、5年前のとある出来事を思い出しました。


僕の出身は東野高校という入間市の辺境地にある高校で、
このブログにもたまに掲載するけど自分は在校時から学生プロレスを立ち上げていて、年に一回、母校の文化祭に合わせて興行を行っています。
興行じたいはあっさりと終わるので、だいたい在校生のバンドの発表会などを観に行き、そこのオペレーションをやっているのが弦奏工房の伊達君だったりするので、プチ同窓会になるのです。

それで5年前の文化祭の時に相変わらず「ブルハーツ」だったり流行りの「けいおん」だったり今時の子は器用だなぁとか伊達君と話していたんです。
そうしたらレディオヘッドのゼアゼアを演奏する3年生がいて、それが本当に演奏は上手ではなくてGt&Voはガチガチになりながらピックが綺麗にストロークされず爪が割れ白いフルアコのギターは血まみれ、喉は緊張で閉まっていて苦しそうに声を絞り出している、さっきまで流行歌を演奏していた生徒は冷めたヤジを履き捨てる。
しかし自分は辺境地で奏でられるオルタネイティブな選曲と気負いのない全力の演奏に久しぶりに感動してしまい、彼らの初期衝動に立ち会えた事が本当に嬉しくて、演奏後の彼らに駆け寄って「君たちがやっている事は間違っていないからずっと続けてね」って言葉を添えて握手を求めた事がありました。

話は変わりますが、先日NHKでバイオリニストの五島みどりを取り上げたドキュメンタリーをやっていて、
クラシックの由緒あるホールで学習障害や肢体不自由の子供たちと共演するにあたって第三者から、クラシックを聴きに来る人はテクニックを楽しみにしている人が大半なので、この企画は文句がつくのでは云々というくだりがあり、そこで五島さんは、技術の先にある表現こそが芸術の本質であると云った返答をするのです。

オーディエンスを感動させると云うのは一体何なのかまだ自分の中で定義付け出来ていないのだけど、
ふとね、自分も高校の時は彼ら同様に下手くそで、みんなボウイとかやっている中、僕たちのバンドはポリスとかブルース・スプリングスティーンとかやっていたんです。
まぁ殆ど周りから相手にもされないグループだったけど、初演奏をやり終えた時にPAの人が自分の所にやって来て「ギターの弦のミュートの仕方を勉強するともっと良くなるよ」って声をかけてもらった事を思い出した。
今思うと、レディオヘッドの高校生に当時の自分を映して、ただ共感していたのかな?



今日、リハが終わった後、なんとなくそんなこと思い出し彼らと雑談したのです。
そうしたら何と、その若者こそがあの時の高校生だったのです。
彼は「最近やっと、ちゃんと弾き語りが出来るようになりました」 と、照れ笑い。
僕は再会の握手をして感激に涙・・・



余談
因みに僕はチョップ魔神っていうレスラーとして毎年文化祭に参加しているんだよって彼らに言ったら、
「おー、髪切りデスマッチ見てました!」って言われた(笑)

モジョを続けていて本当に良かった。
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by mojo-m | 2014-11-22 20:16 | Trackback

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