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ワイルド7と私

先ほど車の調子が悪く、ホンダのサービスステーションに寄ったらホンダ特集のmonoマガジンが置いてあり読みふける。
その中でCB750の特集があり、案の定「ナナハンライダー」が取り上げられていた。
1975~10年間連載された週刊少年チャンピオンのバイク漫画の代表作の一つですが、やはりCB750といえば僕の中では飛葉ちゃんなのです。
その飛葉ちゃんと云うのは望月三起也氏の週刊少年キングで1970年~10年間連載した「ワイルド7」の主人公、飛葉大陸(ダイロクと読む)
そして「ワイルド7」は自分が最も影響を受けた漫画の一つ。

何でモジョのブログでこんなことを書いているのかというと、実はモジョを12年前に立ち上げる際にまずやらなければならないことは何かと考えた時にワイルド7を買い揃えました。
人生の岐路に立たされた時に飛葉ちゃんならどうするだろう?
ということで、改めて自分のルーツを振り返る必要があると思ったのです。

で、そのワイルド7、少年時代に一度全巻揃えてはいたのですがそれから月日が経ちほとんどを紛失していたので、貴重なお店の立ち上げ資金を握りしめて家族の非難を無視して古本屋へ走ったのでした。

たかが漫画です、
大げさに書けば絵画と文学を兼ね備えた表現方法、ものによっては非常にカジュアル、それ故にコマーシャルとして消費されることも多い。
そんな漫画をたまに見下す人がいますが、他の芸術家と同様に作り手は決しって手を抜いていません。
ペンと紙さえあれば誰にでもできるからこそ壮絶な競争の上にほんの一握りだけの作品が人を魅了するのです。

先ほど店に着いてPCを開いたら、昨日、望月三起也さんがお亡くなりになったことを知りました。
望月さんは主にハードボイルド、そして其の中にサスペンスを盛り込むのが非常に上手な方で、戦記、アクション作品が有名ですが、またキャラ作りもとても上手な方だと思いました。
それと意外と知られていないのが日本のサッカー業界ではとても有名な方だったということ。
「スーパーサブ」というサッカー漫画も望月作品の中では外して語ることが出来ない作品です。
明石家さんま、とんねるずなどと芸能人サッカーチームを作り監督をされていたこともあります。
J・リーグの発足にあたり「キャプテン翼」は重要な役割をした漫画ではありますが、望月さんの功績も決して忘れてはいけないと思います。

12歳の時に「ワイルド7」と出会ってアントニオ猪木、矢吹丈、ジム・モリソンといろんな人に影響を受けてきましたが望月さんの創りだしたキャラクターに受けた影響は其の中でも突出していて、飛葉ちゃんが教えてくれた「正義」と「勇気」には心から感謝しています。
合掌
ワイルド7と私_b0064080_2221624.jpg

by mojo-m | 2016-04-04 22:05 | Trackback

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