たまには音楽の話


恥ずかしながら音楽喫茶などと看板を出してる割に実はあまりジャズには詳しくありません。
先ほど可愛い娘ちゃんからSteepleChase(デンマークのレーベル)のデジタルリマスターを何枚かいただいてスタン・ゲッツのライブ盤を聴きましたが驚愕です。
SAXの音孔がパクパクいったり空気がスカスカ抜ける音、そういった雑音がしっかり録れてる。
雑音こそがリアルな臨場感を作ります。
これ多分マイキングの位置なんでしょうね。
朝顔にオンではなくオフ気味でボディの音を拾える角度で立てている感じがします。
井上ジュジュさんなんかがライブするときにそんな角度でマイキングしています。
アコースティックギターもそうですけど、ホールを狙ってマイク立ててイコライズでローカットしたりすると全然面白くない。
朝顔もホールもそこから出る音が一番大きいのですが実際耳に聞こえている音は例えばギターで云うと弦そのものの音だったり指のこすれる音だったり、ボディの共鳴、そして倍音だったりするので、マイクが一本しかないときは自分の場合ホールをぎりぎり外してネックの付け根を狙います。
先日、踊ろうマチルダが来た時にはブリッジの所にもマイクを立てて2か所で攻めてました。
非常に無駄なく臨場感を増幅させることができていました。
もちろんバンドセットの場合とか他の音が回り込むのもありますから状況によってやり方は臨機応変に変えていきます。

録音って時代によって様々な流行り廃りがあります。
例えば90年代のハードロックシーンは低音がペタペタして空かしてるアルバムなんかが名盤とされていたり、逆に今どきはやたらと低音がブンブン唸ってたり、やたら録音レベルが上がりすぎてて再生したときにフェーダーを全然上げられない音源なんかがいっぱいある(笑)
ウッチーさんなんかはベースの音をわざと潰してガサガサにしたりして絶妙なレトロ感を演出したりしてます。
つまり何が正解というのが無い。

仕事柄、他のライブハウスやイベントに行くとまず音が気になってしょうがない。
正直たまに聞くに堪えないときもありましたが、今は自分の主観を外してそれはそれとして楽しむことにしています。
結局、何でもそうですが好き嫌いと良し悪しを混同すると損するのは自分なんです。
例えば極端に味付けの濃いラーメンや逆に味の薄いラーメンが出てきたとき、自分の口に合わないと憤慨するよりそれはそういうものなのだと思って頂きます。
音のある場所で時間を過ごすとき、それもまた同じように自分の中で受け入れていくようにしています。


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by mojo-m | 2018-03-21 03:45 | Trackback

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