6/26 THE NETANDERS 6/27 「SUKITA」
2018年 06月 29日
この年になってくると、ロックバンドの演奏を体験して、鳥肌が立ち発狂することが少なくなってきた。
それが寂しいので今だにアンテナを張り、新たなバンドを発見するために、フェスなどへ出かけるのです。
ロックの醍醐味というのはやはりパフォーマンスなので、CDや、ましてYoutubeなどでは得られないものが、そこにはあります。
すべてのバンドがそうではないけど、昨今のバンドの興醒めするところは「多くの人への共感」を重視することによって、いかに経済的に成功するかということを、恥ずかしげもなくインタビューなどで語るところ。
僕のようなロックファンとしては「その人にしか出来ないこと」をステージでぶち撒かれた瞬間に感激するのだけど、なかなか新しいバンドから、そういう瞬間を発見することがなくなってしまったのは「多くの人への共感」というルールから出来上がる、つまらないテンプレートをなぞられるからなんです。
そういうバンドは単なる技術者で、アーティスト(芸術家)などともてはやすのも気持ちが悪い。
支持率のことばかりを重視して、腹の中のことを隠して(隠せてないか)屁理屈でその場を凌ぐ政治家と一緒で、全く退屈。
昔から「商業ロック」などという疲弊した言葉はあったけど、それは純粋なロックが存在したからこそ発生した言葉で、今どきは商業音楽が主流なので「商業ロック」という言葉は死語になってしまったのでしょう。
支持率のことばかりを重視して、腹の中のことを隠して(隠せてないか)屁理屈でその場を凌ぐ政治家と一緒で、全く退屈。
昔から「商業ロック」などという疲弊した言葉はあったけど、それは純粋なロックが存在したからこそ発生した言葉で、今どきは商業音楽が主流なので「商業ロック」という言葉は死語になってしまったのでしょう。
そんなこんなで、THE NETANDERSは今一番かっこいいロックバンドだということを確信しました。
鋤田さんもまた、純粋に自分が「カッコいい」と思った人を追い続けて世界を飛び回る人。
映画の中でMIYABIさんの撮影シーンが出てきますが、それ以外の若手ミュージシャンは出てこなかった。
そこ、映画の尺や何やかの事情もあったりするのかなと、ちょっと寂しい感じがしたけど、鋤田さん的に対象になる「カッコいい」ミュージシャンがいなくなってしまったのかと勘ぐってしまう。
自分は懐古主義と言われてしまうかもしれないけど、新しい価値観を創造するのがアートの一面であるならば、そこに挑戦する若者をこれからも探し続けたい。
by mojo-m
| 2018-06-29 02:44
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