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ヨシダダイキチ VS U-ZHAAN

それは、まさにプロレスでした、
ワンコードで45分一本勝負×2試合、まったく緊張の糸が解けない。

シタールのKyeはDで、時に津軽のじょんがらのようにグルーブしていく、
なんだかヨシダさん右手はスレイヤーのケリーキングばりに加速している、
チョーキングがまた凄い、BBキングも真っ青、2音くらいは軽く引っぱってる・・・
そういえば、どことなくテスタメントのメンバーにも似てるなぁ。

「ここは音がよくて楽しくなっちゃうなぁ」ってU-ZHAAN、ありがとう!
手首でミュートしながら、その押さえつける圧力や位置を少しずつ変えながらタブラの音階がヨシダさんにユニゾンしていく、
タブラが音階をそこまで表現するとは思いませんでした。
手品です、ビックリです、ドッキリです。

トラディショナルというルールの中での即興は、ロープに飛び相手の技を受け、カウント2.9で返し、疾風の如く丸め込み、またそれをギリギリのところで弾き飛ばし、両者が同時に跳ね起きてファイティングポーズをとって向かい合う(お互いニヤリとする)。
そこで45分ドロー

ん~佐山サトルとマーク・ロッコの名勝負を髣髴させる、
鳥肌が立つ。


関係ないけどリハの時にヨシダさんが言ってました、
「僕はシタール界では嫌われているんです、タイガー・ジェットシンなんですよ」
その一言は終わったあと痛感しました。
トラッドを追究するなら、トラッドを越えてこそ本物のトラッドに近づくのでしょう。
己が日本人であることを自覚するのは、得てして海外で生活する時であるがごとく。

猛虎ジェットシンは、誰にも真似できない悪役レスラーの代名詞でありますが、
すべてのプロレスファンに愛されるスーパースターでもあります。


それと、またこれは後に書くことになると思いますが、今回のライブで即興の概念が変わりました。
by mojo-m | 2008-03-25 02:14 | 過去のイベント | Trackback(4)

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